ASEANを中心とした新興国では、日本人と同等の購買力を有する高所得層が勃興しています。
本レポートでは、各国の一人当たりGDPを所得階層別に分析し、一人当たりGDPではまだまだ日本には追いつけないASEAN新興国でも、高所得者層に限ると日本の平均層を超え始めていることが示されています。
信金中金 地域・中小企業研究所
信金中金 地域・中小企業研究所の「拡大するアジア新興国経済－日本人と同等の購買力を有する高所得層がアジア新興国にも存在－…
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2023年の時点で、日本の中位層の一人当たりGDPをマレーシア、中国、タイの上位層が超えています。
2029年の時点では、インドネシア、ベトナム、フィリピンも日本の中位層と同水準となり、日本人はASEANの人たちに比べて所得があるとは言えない状況になることが予測されています。
これは一方で、日本の高品質・高付加価値な製品・サービスを購入する市場が、人口増加と経済成長が進むASEANに広がっていくとポジティブに捉えることができそうですね。