会計経理人財のやる気と元気が出るプロフェッショナルな映画3選。

仕事をしてても気分が乗らない、やる気が出ない。
そんな時はないでしょうか。
私は何もかも投げ出して帰って布団かぶって寝たくなること、結構あります笑
そういう時は仕事をさっさと切り上げて気分転換するのが吉。気分を変える有効な方法の1つが映画鑑賞ですね。
今回は、会計経理人財のみならず、全ての仕事人がプロフェッショナリズムを刺激される最高の映画3作をご紹介します。
ちょっとだけネタバレあるかもしれませんが、ご容赦ください。

女神の見えざる手

プロフェッショナル度 5
仕事がしたくなる度 5
とりあえず息抜きできる度 4
主人公は敏腕政治ロビイストである女性。テーマはアメリカ世論を二分する「銃規制」に関する政治劇です。
ちなみに、政治ロビイストとは、
ある主張を通すために政治関係者に働きかけ政策決定に影響を及ぼすプロフェッショナル
のこと。日本ではあまり馴染みがない職業ですが、多数決を前提とする民主主義が浸透しているアメリカでは非常に重要な職業です。
現実のアメリカでも、目下、数多の銃乱射事件を契機に銃規制派と銃容認派が規制導入に関してしのぎを削っています。
本作では、美人女性ロビイストが片側の陣営に付いて、鋭い分析力と戦略を駆使して闘っていくというお話。
この映画、数々の伏線をちりばめながらのスピード感あるストーリー展開が秀逸な上に、ロビイストの主人公エリザベス・スローン(ジェシカ・チャステイン)の演技が素晴らしい。
こんな女性上司の下で働けたら本当に幸せだし、エリザベスの上司から見てもここまで仕事ができて信頼できる部下は滅多にお目にかかれないはず。
プロフェッショナルとはかくあるべき」というお手本を体現しています。
またこの映画では、アメリカの政治や銃問題についての社会勉強にもなるというおまけつきです。
日本ではあまり有名な映画ではないですが、ここ数年見た映画の中でも間違いなくトップ3に入るもの。
会計人材に限らず、プロフェッショナルを目指す社会人は全て見るべき最高の映画です。

エリン・ブロコビッチ

プロフェッショナル度 5

仕事がしたくなる度 5
とりあえず息抜きできる度 4
こちらは法律もの。職探し中のシングルマザー、エリン・ブロコビッチ(ジュリア・ロバーツ)はひょんなことから、法律事務所で働くことになります。
最初は、硬い法律事務所に全くそぐわない派手な服装や言動で、同僚からも顰蹙を買いますが、事務所プロジェクトのプロノボ活動をきっかけに仕事にのめり込んでいきます。
米国を代表する大企業の不正を暴き、弱者を救済するという正義派映画。エリン・ブロコビッチも、主題とする事件も実在し、実話に基づいていることも感動を増幅させます。
アカデミー賞を始め、数々の賞を総なめしたジュリア・ロバーツの演技が圧巻ですが、この映画の見所はやはり、仕事への情熱、他者への理解、コミュニケーションなど、プロフェッショナルとしての姿勢ではないでしょうか。情熱をもって人のために働くこと、これがホンモノの仕事だと気づかせてくれます。

コンサルタント(原題’ the accountant)

プロフェッショナル度 4
仕事がしたくなる度 3
とりあえず息抜きできる度 5
最後はちょっと変化球の『コンサルタント』。
この映画は街で小さな会計事務所を営む、真面目そうな公認会計士が主人公のサスペンス。といえば、なんだか社会派の真面目な映画かと思うのですが、この映画さらに斜め上をいって、会計士がボコボコ格闘したり、銃を乱射したりする映画です。
自閉症だけど天才会計士のクリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は、軍人である父親から格闘技と射撃術を鍛えられたというとんでも設定。
地元の小さな事務所で会計士業務を行いながらも、マフィアなど裏社会のコンサルタントを務めており、それがらみで事件に巻き込まれていきます。
作品中には、ハイテク企業に乗り込んで不正調査を行う場面や、近所の老夫婦に税務指南する場面などリアルに会計士なシーンもあり、会計経理に従事する方はワクワクするのでは。
クライアントのオフィスの壁一面に、T字勘定を書きまくって不正を発見します。絶対真似しては駄目ですね。
原題は『Accountant(会計士)』なのに、邦題が『コンサルタント』になってしまっているのは会計士としては残念ですが、社会派映画ではなくアクション映画ですので、何かむしゃくしゃして銃をぶっ放したい時に見るのがおすすめです。
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