シンガポールの会計・財務アドバイザリー
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海外ビジネス知見

  • 2021年10月10日

シンガポールを理解するためには「プラナカン」という民族を知ることが重要。

シンガポールの政治経済、文化に深く溶け込んでいる民族に「プラナカン」があります。 「プラナカン」とは、マレー語で「その土地で生まれた子」という意味であり、華人とマレー人の混血子孫、または混血ではなくても土着の風習に適応した華僑も含むとされます。 現代のプラナカンは、見た目は華人とほとんど変わらないた […]

  • 2021年8月15日

【書評・レビュー】新興アジアで成功するために必要な戦略と人材について。

アジアの新興国でビジネスを成功させるには、適切な戦略や戦術を採用し、適切な人材を配さねければなりません。 しかし、昨今のような変化が大きい時代には、過去の方法論はすでに陳腐化しており、そのようなものを踏襲しても成功は覚束ないものとなります。 では、これから新興アジアにおけるビジネスで成功するためには […]

  • 2021年7月11日

【アセアン事業戦略】中国のアセアン進出の現状と、日本はいかにアセアンで成功を収めることができるか?

アセアン各国における中国のプレゼンスは凄まじい勢いで増大しています。 私の在住するシンガポールでも、以前は日本企業の独壇場であった家電売り場に中国製品が溢れ、建設現場でも中国企業の看板が目立ちます。 アセアンで一体何が起きているか、それを明快に解説してくれる本が「チャイナ・アセアンの衝撃」です。 2 […]

  • 2021年6月27日

【書評・レビュー】マネーロンダリングは海外で働くビジネスマンに必須の知識。理解するにはこれを読め。マネーロンダリング関連本3冊。

海外で事業を行う場合に注意しなければいけないことの一つに「マネーロンダリング」があります。 マネーロンダリングとは、違法に稼得した資金を出処不明なものにして、合法資金に洗浄する行為をいいます。 マネーロンダリングはもちろん犯罪であり、自分自身が行っていなくても、知らないうちに他者のマネーロンダリング […]

  • 2021年6月26日

2021年度「世界の富の報告書」(クレディスイス)。日本人、シンガポール人の富の状況は?

スイスのプライベートバンクであるCREDIT SUISSEが、2021年度版「Global wealth report」を発表しました。 コロナパンデミック及びそれに対応した各国政府による支援など、例年とは違う経済環境の中でも、世界の富裕層は増加している結果になっています。 今回は、「Global […]

  • 2021年6月13日

【海外子会社管理】海外子会社に最低限必要な内部統制はこの4つ。

昨今の多発する企業不祥事の影響もあり、企業経営におけるコンプライアンスの重要性は年々高まっています。 特に海外子会社を舞台とした不正が頻発しており、海外子会社において適切な内部統制を構築することが非常に重要になっています。 海外子会社は、日本の会社とは異なる特殊な事情があり、適切な内部統制の構築と運 […]

  • 2021年6月12日

【海外子会社管理】マネーロンダリングを構成する3つのプロセスについて。

世界中で、マネーロンダリングに対する規制が厳しくなっています。 シンガポールでもマネーロンダリングへの対応のため、会社設立や銀行口座の開設に時間が係るなど、少なからず影響が出てきています。 それでは、そもそもマネーロンダリングとはどのようなものか?本記事ではマネーロンダリングを構成する3つのプロセス […]

  • 2021年5月16日

【書評・要約】アジアで埋没していく日本企業が取るべき戦略は?「アジア経済とは何か 躍進のダイナミズムと日本の活路」。

アジアにおける日本のプレゼンス低下に歯止めがかかりません。 2010年に中国のGDPが日本を超え、2020年には一人あたりGDP(購買力平価換算)が韓国に抜かれてしまいました。 東南アジア諸国の経済も急速に発展しており、今まで「発展途上国」として見てきた国々と日本企業が競争関係となる時代に突入してい […]

  • 2021年5月10日

【書評・要約】アジアの資本主義のカタチとは?アジアの未来予測に必読の書「アジア資本主義」。

ここ20年のアジアの経済発展は、目を瞠るものであることは疑いようもありません。 アジアはいかにして急速に経済発展できたか、そして今後も成長を続けて行くことができるのか。 この問いを考えるにあたり考慮すべき重要なポイントが、アジアの独特な経済イデオロギーです。 東南アジアの経済イデオロギーは、ベトナム […]