シンガポールの会計・財務アドバイザリー
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ブログ

  • 2021年4月4日

「海外現地スタッフは日本人駐在員をどう評価しているか?」に関する研究。

海外の駐在員は、現地スタッフに比べて高収入、高待遇で赴任してきます。 多くの日本企業は、これを当然の前提としていますが、海外現地法人のローカルスタッフは、日本人駐在員についてどのように評価しているのでしょうか? この興味深い質問に答えてくれる学術論文がありました。 早稲田大学の白木三秀教授が2012 […]

  • 2021年4月2日

APACにおけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)に関する調査報告書

オーストラリア最大手の通信会社Telstraが、APAC地域のDXに関するレポートを公表しました。 「APACにおける変革のビジョン:デジタル化への熱望とコストのバランス 」と題する当レポートは、APAC地域各国のデジタル化の現状と今後、コストに関する調査となっています。 調査は2020年11月〜1 […]

  • 2021年3月28日

【シンガポール・移転価格税制】地域統括会社のグループ内取引価格の決定方法。

グループ会社間で取引を行う場合、取引価格はグループ内で自由に決めることができるものの、「適正な取引価格」で行い両当事国に適切な納税を行わなければならない。 これが、近年話題の移転価格税制の考え方です。 この、「適正な取引価格」は専門用語で独立企業間価格(Arm’s length price)と言いま […]

  • 2021年3月27日

【海外進出戦略】中小企業が成功するためにはこれが重要。

生産性が上がらず、利益率が高まらない状況に陥っている中小企業は少なくないのではないでしょうか。 そこには構造的な理由があり、今後、中小企業が飛躍するためには解消すべき状況であるといえます。 この点について示唆を与えてくれるのが「小さな会社が世界で稼ぐ」という本です。 著者は日本の中小企業の海外事業展 […]

  • 2021年3月23日

【海外子会社管理】コンプライアンス対策の効果を測定する方法。

コンプライアンスの重要性が叫ばれている最近では、eラーニングの受講を義務付けたりホットラインを設置したりなど、コンプライアンス対策プログラムを実施することは、どの企業でも当然行っていることと思います。 ところが、どれだけの企業がコンプライアンス対策の効果を把握し、有効性あるプログラムを提供できている […]

  • 2021年3月20日

【海外事業戦略】顧客が感じる価値はこの方程式で測定すればよい。

事業の運営にあたっては、事前に戦略を立案し、それに従って実行していくことが有効であり、一般的です。 大企業であれば、経営企画室に優秀な社員と経験の蓄積があるため、海外事業戦略の立案と実行は組織活動の通常業務として回していくことができます。 一方、中小企業や個人で事業を行う場合は、有効な事業戦略を立案 […]

  • 2021年3月14日

【書評・レビュー】「2030年すべてが「加速」する世界に備えよ。」次の10年は驚くほど変化する。そんな時代に生き残るために必要なこと。

自動車は20世紀初頭に大衆化してから100年の栄華を謳歌し、2010年代からウーバーを始めとするライドシェアモデルが初めての脅威となりました。 ところが、次の10年の間に、そのライドシェア・モデルも淘汰され、まずは自動運転車が、その次に空飛ぶ車が、そしてハイパーループなど全く新しい移動手段が一般的に […]

  • 2021年3月7日

APACの高度デジタル人材比率でシンガポールは1位。日本は?。デジタル人材に関する報告書。

アマゾン・ウェブサービスにより、APACのデジタル人材に関する報告書「APACのデジタル潜在力を解き放つ(Unlocking APAC’s Digital Potential)」が公表されました。 本報告書によると、シンガポールでは高度デジタルスキルを身につけた労働者は全体の22%を占め、APAC( […]

  • 2021年3月6日

【海外人材のキャリア論】海外駐在すべきか否か、メリット及びデメリットから考える結論。

長いキャリアの中で、海外駐在をすべきか否か。これは難しい問題ではないでしょうか。 もともと海外に興味がある人は、巡り合ったチャンスにすぐに飛びつけば良いですが、そうでない人にとっては、仕事のこと、プライベートのこと、種々悩ましい問題になります。 筆者も30代で海外駐在を経験していますが、人生において […]