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【アセアン・フィンテック】2021年度。銀行口座を保有する人が少ない国ランキング。アセアンの状況は?

英国の調査プラットフォーム「Marchant Machine」が、2021年度版の「最も銀行口座を保有する人が少ない国」ランキングを発表。

フィンテックによる金融界の変革が目覚ましい環境においても、アセアンの各国が未だに銀行口座を保有することができていない国の上位にランクインしました。

銀行口座を有しない人(Unbanked)ランキング

世界にはまだまだ銀行口座を持たない(Unbanked)な人が多いです。

銀行口座を保有できない場合、クレジットカードやデビットカードの利用はもちろん、住宅ローンや金融資産への投資も行う事ができず、紛失や盗難から自己の資産を保護することもできません。

それではUnbankedな人の多い国はどこでしょうか。

以下が上位10ヶ国となりますが、やはり、発展途上国のアフリカ、南米、そしてアセアンが多い結果となっています。

(Source: Marchant Machine 2021)

少し意外なのが、アジアの経済成長の波にのり、発展著しいベトナムが2位、フィリピンが4位、インドネシアが9位となっている点です。

他ソースによると、ベトナムは既に70%が保有しているというデータもあり、急速に銀行口座の開設が普及いるかも知れませんが、フィリピン、インドネシアは50%前後のようです。

銀行口座が普及していないということは、逆に銀行を介さないフィンテックのような金融サービスが拡大する余地が大きいということですので、フィンテックベンチャーにとっては非常に有利な環境ではないでしょうか。

以前の記事でもASEANで多くのフィンテックベンチャーに投資が集まっており、急速に成長していることを取り上げました。

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また、実際にBuy Now Pay Later(後払い販売)市場が拡大していますが、スマホでの決済が主流になり、クレジットカードを作る必要がなくなり、また資産をデジタルで管理するようになってきているため、銀行口座もいらなくなると思われます。

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アセアンでの金融サービスを考える際には、新しい発想が必要になりそうです。

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