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title: "【シンガポール・リート銘柄】Keppel Pacific Oak REITについて考察。"
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# 【シンガポール・リート銘柄】Keppel Pacific Oak REITについて考察。

- 2022年11月26日
- 2024年6月11日
- [シンガポール・ビジネス情報](https://sg-bizadvisor.com/category/singapore-business-information/)
- [SINGAPORE REIT](https://sg-bizadvisor.com/tag/singapore-reit/) , [シンガポールリート](https://sg-bizadvisor.com/tag/%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%88/) , [シンガポール投資](https://sg-bizadvisor.com/tag/%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%ab%e6%8a%95%e8%b3%87/)

[シンガポール・ビジネス情報](https://sg-bizadvisor.com/category/singapore-business-information/)

シンガポールREIT（不動産投資信託）は、**高い配当利回り**や**比較的堅調な値動き**が特徴でおすすめです。

特にシンガポール在住者は、売却益や配当金が非課税のため、高い投資リターンを期待でき、投資を検討する方も多いのではないでしょうか。

当記事では、米国のオフィス施設に特化したリートのひとつ**Keppel Pacific Oak REIT(SGX:CMOU)**について紹介したいと思います。

Keppel Pacific Oak Reit (SGX:CMOU)は、**2017年にシンガポール証券取引所に上場した、米国内に14のオフィス施設を保有するオフィスリート**です。特に成長著しいテクノロジー、広告、メディア、情報産業が集まり**人口流入が加速している米国都市**にフォーカスしています。

Keppel Pacific Oak Reitの株価推移は以下のとおりとなります。

(Source: Yahoo finance)

それでは、以前の記事で紹介した「シンガポール・リートを選ぶ際のポイント」8項目に沿ってそれぞれ分析していきたいと思います。

関連記事

[【シンガポール・リート】REITの種類とメリット、おすすめの選び方について](https://sg-bizadvisor.com/2022/06/13/reit)

シンガポールで投資を始める際に、有力な候補となるのがシンガポールの不動産投資信託、シンガポール・リート(Singapre REIT)ではないでしょうか。 現在の世界的な株式や債券の下落相場の中、私も投資をするにあたって色々検討したい[…]

[https://sg-bizadvisor.com/2022/06/13/reit](https://sg-bizadvisor.com/2022/06/13/reit)

最新の決算報告は以下の記事をご参照ください。

関連記事

[【シンガポール・リート銘柄】Keppel Pacific Oak、最新決算(2022年4Q)。](https://sg-bizadvisor.com/2023/02/11/keppel-pacific-oak20224q)

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[https://sg-bizadvisor.com/2023/02/11/keppel-pacific-oak20224q](https://sg-bizadvisor.com/2023/02/11/keppel-pacific-oak20224q)

目次- [1 1. 物件のポートフォリオ](#outline__1)
- [2 2. スポンサー](#outline__2)
- [3 3. 一口当たり分配金(DPU)と配当利回り](#outline__3)
- [4 4. テナントの状況](#outline__4)
- [5 5. ギアリング比率](#outline__5)
- [6 6. 財務コスト](#outline__6)
- [7 7. 株価純資産倍率 (PBR)](#outline__7)
- [8 ８．成長戦略](#outline__8)
- [9 さいごに](#outline__9)

## 1. 物件のポートフォリオ

リートがどのような不動産を保有するか、Keppel Pacific Oak Reitの物件ポートフォリオについて確認してみましょう。

Keppel Pacific Oak Reitは、2022年３Q時点で**米国内**に、計**14物件**を保有します。

(Source: 2022 3Q Key business and operational updates)その内訳は、西海岸のシアトルに3物件、カリフォルニアに１物件、その他は南部に７物件、内陸のコロラドに１物件となります。

(Source: 2022 3Q Key business and operational updates)

各米国州の収入割合に見ると、シアトルが最大で42.2%、デンバーが15%、ヒューストン10%、ダラスが8.9%と続きます。

業種別では、**TAMI(技術,広告,メディア,情報）の39.7%**を筆頭に、**プロフェッショナルサービス**21.8%と続きます。

## 2. スポンサー

スポンサーとは、リートの資産を運用する会社(資産運用会社)の大株主です。

Keppel Pacific Oak REITのスポンサーは、シンガポールを代表する投資コングロマリットである**Keppel Group**傘下の資産運用会社であるKeppel Capitalです。

**資本力の豊かなスポンサー**に運用された不動産リートであり、信頼性は高いと言えそうです。

## 3. 一口当たり分配金(DPU)と配当利回り

執筆時現在のKeppel Pacific Oak Reitの年間一口あたり分配金（DPU）は0.0772ドル、株価は0.54ドルとなっていますので、**直近の年間配当利回りは10.39％程度**となっています。

**最近1年の推移では7.85% 〜8.68%程度**となっており、かなり割安な配当利回りではないでしょうか。

(Source: Investing.com)

コロナによるリモートワークの普及で、**オフィスの需要が不透明**となっていることで、株価が割安のまま様子見され、配当利回りが高まっていると考えられます。

## 4. テナントの状況

Keppel Pacific Oak Reitの直近のテナント状況は以下のとおりです。

(Source: 2022 3Q Key business and operational updates)

Comdata IncがCRI(キャッシュ賃貸収入）の**最も大きなクライアントで3.5%**と、**クライアントベースは多様化**されており顧客リスクは分散されているといえます。

#### 入居率 (Occupancy rate)

上記の物件ポートフォリオで掲載した図に記載がありますが、**物件の入居率は概ね90%**以上、ただし14物件中**5物件が90%を下回り**、うちアトランタの物件は68.6%と低い入居率となっています。

2023年の米国景気後退が囁かれる中、入居率の低い物件について、新しいテナントを入れることができるかがポイントとなりそうです。

#### 加重平均リース満了期間 (Weighted Average Lease Expiry)

Keppel Pacific Oak REIT の2022年度3Qにおける**加重平均リース満了期間は4.5年**です。通常、事業の賃貸契約は3年〜で、3年を下回ると現状のテナント契約を更新できていないと考えられ、リートの将来の収益性の低下につながります。

加重平均リース期間は5年超が望ましいですが、**4.5年は及第点**といえそうです。

また、全物件の加重平均リース残存期間は4.5年と、まだしばらく収入は安定しそうですが、リース満了後に契約を更新できるかがポイントとなりそうです。

## 5. ギアリング比率

リートのギアリング比率とは、**「リートの負債/ リート資産」**の比率であり、リート資産の取得に対する外部負債の割合を表すものです。Average leverage (平均レバレッジ)とも呼ばれます。

2022年１Q におけるKeppel Pacific Oak Reitの**ギアリング比率は37.5%**です。シンガポール金融庁（MAS）によるギアリグ比率規制の50％を大きく下回り、健全な水準と言えます。

また、Keppel Pacific Oak Reitは、**負債総額に対する固定金利負債の割合を76.8 %**と報告しており、利上げに対して一定のリスクヘッジをしています。

(Source: 2022 3Q Key business and operational updates)

開示資料では変動金利の50bp (0.5%)の上昇で年間の一株あたり分配金(DPU)が0.067セント減少すると記載されており、**1％程度の影響**です。

金利上昇の影響を受けにくい、**安定した財務状況**といえます。

## 6. 財務コスト

リートの財務コストは主に物件取得の借入金に対する支払利息です。財務コストについては**インテレスト・カバレッジ・レシオ（ICR)**で確認することができます。ICRとは、**「収益/支払利息」で算定**することができ、数値が高いほど財務コストが低く安全性が高いことを示します。

Keppel Pacific Oak REIT の2022年度１Qにおける**ICRは4.4倍**です。

シンガポールのメガバンクDBS銀行の2022年３月の記事によると、**シンガポール・リートの平均ICRは4.9倍程度**と[報告](https://www.dbs.com.sg/corporate/aics/templatedata/article/generic/data/en/GR032022/220304insightssingaporereits.xml#::text=3.5%25%20(1%25%20hike%20in,MAS)%20and%20possibly%20loan%20covenants.)
されており、平均より健全な財務コスト水準といえます。

## 7. 株価純資産倍率 (PBR)

**株価純資産倍率(Price Book-value Ratio: PBR)**は、REIT株価（一口当たり投資額）を一口当たりの純資産価値(Net Asset Value: NAV)で割った値です。

PBRが１より大きい場合は、REITが純資産額に比べて大きく評価されている一方、１を下回る場合は評価が低いことを示します。

執筆時現在のKeppel Pacific Oak REITの**PBRは0.64**で、**Industry平均0.87より低い**数値で、割安水準です。

Keppel Pacific Oak REITは米国のオフィス需要の不透明さを反映してか、保有する物件資産の価値に比較して割安の株価で評価されているといえそうです。

## ８．成長戦略

最後に、Keppel Pacific Oak REITのDPUが今後も増加していく可能性があるか、Keppel Pacific Oak REITの成長戦略について確認したいと思います。

開示資料には、米国の中でも**急成長している都市に引き続き注視**することが記載されています。特に、TAMI産業、メディカル、ヘルスケアセクターに言及しています。

(Source: 2022 3Q Key business and operational updates)

Keppel Pacific Oak REITの投資する米州の向後1年間の賃貸市場成長率は2.3%と見積もっており、米国平均の0.4%を上回っています。特に米国の主要地域であるニューヨーク、サンフランシスコ、ボストン、シカゴ、LAの平均は0.2%とされており、「次に発展する可能性の高い都市」にフォーカスしています。

## さいごに

Keppel Pacific Oak REITは、米国の成長が期待できる都市に不動産を投資するリートで、足元の配当利回りは10％を超えており魅力的に見えます。

ただし、今後の**米国経済**や**オフィス需要の回復**、**金利の水準**に注意が必要です。このどれかがネガティブな方向に進んだ場合は、配当金が減少して配当利回りが低下するリスクを含んでいます。

今後の米国リート市場について引き続き注目していきたいと思います。

なお当記事は、投資を推奨するものではなく、あくまでも参考情報として提供するものです。投資は自己責任となりますので、何卒よろしくお願い致します。

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この記事を書いた人

## 公認会計士 島本了太

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株式会社代表。海外在住経験はシンガポール5年、マレーシア3年、米国3年で、現地の日系企業に対してコンサルティングサービスを提供してきました。 2025年より、東京にて日系企業の海外進出及び外資系企業のインバウンド支援に従事しています。海外での業務経験と会計士として培った実務知識・専門性を活かして、日本人及び日系企業のシンガポール・アセアン諸国進出をサポートしています。お気軽に[お問い合わせください！](https://sg-bizadvisor.com/%e3%81%8a%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b/)

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