中国からの投資移動先として注目のベトナムですが、24年1月〜8月は国内製造業、小売売上高、輸出とも堅調。実質GDP成長率は+6.4%、観光業も外国訪問者数が143万人と、前月から24%上昇と持ち直し。
本レポートでは、24年1月〜8月のベトナム経済の状況について解説しています。
目次
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ベトナムの歳入及び歳出の観点から景気の動向を分析しています。
1月〜8月の歳入は前年同期比17.7%と、景気好調を受けて税収が増加していることを示唆。
8月時点で日数的には年間の66.7%経過していますが、予算消化率は78.5%と経過日数よりハイペースで好調、年間予算の達成を見込めます。
歳出は前年同期比1.9%と同水準、予算消化率も52.1%にとどまり、政府がいぜん歳出執行ペースを加速させる余地があり景気にポジティブに作用することを示唆しています。
政府歳入及び歳出の、消化率の観点から景気の動向を予測できるのはわかりやすいですね。